2020/10/05

みなとみらい着々と

2020.9.19【神奈川県】

 足を運ぶ機会が減り地域の動向を知らないため、変貌する姿には驚くばかりです。今回歩いた周辺だけですが、変貌の様子をメモをします。


 右のプロット48は、2007〜19年「横浜アンパンマンこどもミュージアム」とされ(マリノスグラウンド跡地に移転)、テナントが不在になると役所らしい名称(48街区にある)とされます。中・小規模のイベントスペース的な建物で、テナント募集の宣伝のためトリエンナーレ会場とされたようにも。
 空き地が多かった新高島駅周辺も、ニョキニョキとビルが立ち並んでおり、勢いがついてきた印象を受けます。
 その一方で旧東急東横線の高架跡整備は、下の桜木町駅付近だけで、みなとみらい開発から外されたように見えます(集客力ではかなわない)。高架下の落書き(左壁の裏側)がなくなったのは、生命力を失い遺産的な存在になったせいか?


 桜木町駅からランドマークタワーへ向かう駅前広場は、広々としていましたが、現在 YOKOHAMA AIR CABIN 駅舎の工事をしています。汽車道沿いの海上を通るロープウェイで、横浜ワールドポーターズまでの約630mを運行します(2021年春開業予定)。
 運営は、よこはまコスモワールド葛西臨海公園の観覧車大阪天保山の大観覧車 等々を運営する泉陽興業。開通による爆発的な人気増大はなくても、これまで以上に活気づき、ベイエリアへの関心は高まりそうです。
 汽車道の散歩は気持ちいいが、一度くらいは空中散歩をしてみたいとも……

 ハンマーヘッドパークがオープンしました(下)。海に面した階段状のデッキで落ち着けるため、人気になりそうです。
 以前は遠くから眺めるしなかなったハンマーヘッドクレーン(1914年から港を見守る)ですが、付近が会場となったトリエンナーレで、下から見上げて以来ファンに。
 右は、トリエンナーレ会場となった日本郵船歴史博物館で、現在は氷川丸も日本郵船が管理。みなとみらいばかりが新しくなるため、山下公園、氷川丸、マリンタワー(現在改修中)方面が取り残されないかと……(巨大なAPAホテル前がざわつく一方で、山下公園周辺ではホテルの閉館が続くらしい)
 横浜市庁舎移転後の関内駅前では、高層ビル建設で巻き返しを図るそうです。


スポーツの季節は秋でしょう!

 カレンダーをめくると、10月に祝日表記がありません。今年は体育の日を、オリンピック開会式の「スポーツの日」に変更したためだそう。もともと体育の日は、前回オリンピック開会式の日だったので理解できますが、政府得意の「つけの後回し」に直面すると、なんだか損した気分になります。7月はコロナ感染者数が再び増えた時期でしたし……
 オリンピックやるなら、やはりこの季節でしょう!


アメリカのコロナ危機

 国の中枢機関でのクラスター発生となると、その国の危機管理が疑われますし、大統領選挙云々以前の国家にとっての重大な危機です。武器の装備は世界トップでも、守りの弱さというか、甘さ(やる気のなさ)が証明されたアメリカ国民の失望感は計り知れません。
 ですが、間違った政策の責任は現職大統領にあり、新しい大統領の元で信頼を再構築できれば、一時的な停滞はあっても、心配するほど痛手にはならないかもしれないと……

2020/09/28

ヨコハマトリエンナーレ2020

2020.9.19【神奈川県】

 「芸術は秋」と勝手に決めつけていたため、終了間近に気づき(7月11日〜10月11日)慌てて足を運びました……



 トリエンナーレはイタリア語で「3年に一度」の意味で、横浜の現代アート国際展は2001年に始まり、今回で7回目。
 遠目から「エッ、横浜美術館が模様替えした?」と思わせる装いに期待が高まります。横に長い美術館の前面に巨大な幕が張られたもので、「こりゃ、スゲエや!👍」と驚かせるには、かなりの予算が必要だったことと。イヴァナ・フランケ作品《予期せぬ共鳴》が、理解を示すスポンサーの協力を得て実現したように、そんな出会いが世間に刺激を与えてくれます。
 期間が長いので、台風に耐えられる設計なの? 等々、余計な心配をします……


 ちょうどイベントの制限緩和により定員が増やされ、直前にチケットを取れましたが、恐れるほどの人出はありませんでした(美術展では会話も少ないし)。
 世界から作品を集めるには準備期間が必要なため、おそらくコロナ感染拡大前から進められたのではないか。非常事態宣言により先を見通せない時分は、「中止?」を含む対応への心労も大変だったと思われます。

 上は、裏返しのキーボードカバーを並べたもの。右は、パンフレット表紙のカラフルな作品《回転する森》ですが、暗くてよく撮れなくても、らしい絵(ナニコレ?)なので。
 

 見学者たちは、カラフルな巨大クッションの展示(右)に吸い寄せられ、まったりしています。多くの人が触れることへの警戒心を抱きながらも、舐めるわけでもなし、消毒液が配備されていることをより所としているようです。
 触感から伝わる感覚はぬくもりとして残りますし、同様の質感に接した際によみがえりそうですから、インテリア系のスポンサーが飛びつきそうとも。

 下は、白い粉をまぶしたお手玉大の袋を、黒い壁にぶつけた痕跡に照明を当てた展示。見学者にも投げさせた方が、サプライズのある作品になるのでは? とも。星 飛雄馬なら、白の痕跡は一つなのに下にはお手玉が山になっている、とか……


 今回は横浜美術館以外に、プロット48(旧アンパンマンこどもミュージアム)、日本郵船歴史博物館が会場とされるように、足を運んだことのない施設に入れることがもう一つの楽しみで、地域の施設を紹介し活性化を目指す、素晴らしい取り組みと感心します。


盛り上がれない花火

 9月最終日曜の夕刻、近所で予告なしに花火が打ち上げられました。ゲリラ花火のようで驚きましたが、5分程度で終わってしまい、中途半端な印象が残ります。主催者側には花火は保存できない、地域を元気づけたい、等の理由があるとしても、見る側は心の準備ができていないこともあり、盛り上がれずに終わりました(直後の消防車はそこへ向かったのか?)。
 第六葛西小学校PTA企画による「第六葛西小学校サプライズ応援花火」だったそうで、校庭で打ち上げるとはすごい企画をするものだと……

2020/01/27

変貌は道半ば──横浜

2020.1.19【神奈川県】

 仕事絡みで年一回の催しに足を運ぶだけとなったヨコハマですが、そんな間隔ゆえ変化が実感できる点はいいかも……



 上は、関内駅南口交差点からの絵で、「絶好の看板ができた!」と拍手したくなるインパクトです。これはレフト側のスタンドなのでライト側より小ぶりですが、JRの車窓からもバッチリ見えそうです(開幕までには完成するらしい)。
 ハマスタ(ヨコスタ)増築・改修工事資料を見ると、敷地いっぱいまで拡張している様子がわかり、ベイスターズと共に盛り上りたいハマっ子の思いが伝わってきます。
 筒香選手の大リーグ移籍がトントンと進み戦力に不安を感じるも、若手を応援する楽しみができたのでは? 「Yoshi」が黙々と活躍してくれることを楽しみに!


馬車道


 上は、馬車道の街灯と神奈川県立歴史博物館。以前は横浜正金銀行本店で(1880年:明治13年)、外国為替システム未確立時分に日本の不利益を軽減するため、現金(正金)による貿易決済を行う機関で、旧 東京銀行(現 三菱UFJ銀行)の前身。
 混同しやすい現 横浜銀行は整理回収機構として設立され(1920年:大正9年)、現在は日本最大の地方銀行とされます。港町には現金が必要でしたが、キャッシュレス時代はどう変わるのでしょう……




 桜木町駅〜ワールドポーターズ間に、ロープウェイYOKOHAMA AIR CABIN が建設されるそうです(2020年度末開業予定で、汽車道沿いの海上を通る)。
 1989年の「横浜開港130年」「横浜市制100年」に開催された「横浜博覧会:YES’89(Yokohama Exotic Showcase)」では、横浜そごう〜現 横浜メディアタワー(付近?)にゴンドラリフトが通されたように、水路をまたぐ交通機関に最適なようです。
 上は、新港サークルウォークと赤レンガ倉庫。


 2019年に整備された上写真左側の横浜ハンマーヘッドには、CIQ施設(税関:Customs、出入国管理:Immigration、検疫:Quarantine)、新港ふ頭客船ターミナル、商業施設やホテルが入り、 落ち着いた外観からホテルオークラ旧本館を想起します。ここに客船が停泊する光景を今度ぜひ(桟橋は建物の裏側)。
 ハンマーヘッドクレーン足元の公園は春に完成予定。

 港内遊覧船の中華系らしき団体は、昭和期の社員旅行のような盛り上がり方で、かつては日本にも明るいビジョンを持てた時代があったと……
 新型肺炎の早期収束を祈っています。




 上は、イベントで撮影した動画等を編集したもので、前日は荒天によりホースショーは中止でしたが、天候に恵まれたこの日は大盛況でした。
 撮影された動画の編集を承りますので、ご希望の方はご連絡ください。

 そうそう、今年はヨコハマトリエンナーレ2020が開かれるので(7月〜10月)、また来ます!

2020/01/06

新たな思いを胸に──鎌倉、江ノ島

2019.12.31【神奈川県】

 遠くなったせいもあり、年末は何としても足を運ばなくてはと、バタバタする行事として定着してしまったようです……


 おだやかな日和でも寒さに備え着込んでいますから、多くの方が太陽にコートを脱がされています。
 大晦日しか訪問できない近年ですが、区切りの年のせいか例年より人出が多い印象があります。右の親子をはじめ、この年の印象を子供に残せたらと考える人が多いのではないか。
 下の旗上弁財天社(はたあげべんざいてん)に奉納される二引の白旗は、源氏の旗上げにあやかり必勝祈願などをするもので、すでに新しい年の日付が記されているのは、先手必勝の心意気か?(二引は源氏の紋とされますが、頼朝は家紋のない白旗を使用したそう)



江ノ島(片瀬海岸)

 海上では浜からの北風が波とぶつかりますが、サーファーが多いのは乗りやすい波だからか?
 北国や日本海側の方には申し訳ないが、関東の年末年始はおだやかな日和が続くため海辺に多くの人が出ます。この日はアジア系の人が多い印象から(観光客ではなく日本で働く人々のように)、東アジアの海は日の出の方角に広がるため、海の夕日をめずらしがっているのでは? とも。
 海や富士山に向かうと、心を落ち着けて整理をしやすくなるため、足を運ぶ人が多いのかもしれません……(山頂を覆う雲も日没時には切れてくれました)


 年末に、本ブログ開設時から愛用してきたカメラCanon EOS Kiss Digital Xが故障し、修理不可と宣告されました(部品なし)。丸13年間一度も故障せずに活躍してくれた信頼感から購入した後継機のEOS Kiss X10は、動画撮影ができるので早速試してみました(いまどき珍しくもありませんが)。
 これで、憧れを抱いていたNikonを手にすることはなさそうと……


 三脚を使わない動画撮影はNGの悪い例です。
 三脚を持って歩くのは憂鬱でも、これ楽しそうです……


2020.1.3【東京都】


 陽気に誘われ、カメラのテストに葛西臨海公園へ。
 右は、液晶モニターの映像を見ながら撮影できる「ライブビュー撮影」によるもので(ファインダー撮影だと這いつくばる高さ)、バックは観覧車。ファインダー撮影カメラにこだわりましたが、この機能は便利そうです。
 他にも、解像度のUP(ブログに使う程度では恩恵は少ない)、感度のUP(シャッター優先で遅いスピードに固定して撮ると、感度を上げて絞り込んでくれる←これが楽しみ)を、試してみます(レンズは以前のモノ)。
 下は、全体で船のイメージとなるような水族館の外観。



追記──紅白歌合戦 松任谷由実「ノーサイド」(リンク先は旧国立競技場最後の早明戦)

 35年も前の曲(1984年 当時耳にした人は「いい曲だよね!」と口にする)が、時代の要請を受け紅白歌合戦で注目されるとは、彼女も思わなかったことと。
 学生時代に何度か国立競技場で観戦しラグビーの醍醐味をかじったが、歌のバックに映し出された平尾誠二 選手(ミスター・ラグビー)がいてもへっぽこな時代の応援歌を披露する機会が得られたのも、「ONE TEAM」を実現した代表メンバーの活躍があってこそ(ほとんどのメンバーが生まれる前の曲)。
 松任谷由実という人が感情を抑えながら唱う姿に驚き、その素直さにこちらも涙しました……