2011/02/28

めざせ、体脂肪率6%!──本町田

2011.2.19
【東京都】


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日向山公園(ひなた村)


 JR横浜線・小田急線町田駅から「日向山公園」を目指して乗ったバス路線に「ひなた村」というバス停があります。
 自治体名ではないので目的地のようでしたが、以前車でよく通った道を久しぶりに見たくなり、2つ先の「今井谷戸」まで乗って引き返しました。

 丘陵地を整備しただけの公園と思っていたら、カリヨンホール(コンサートホール)や、青少年活動支援施設(レクチャールーム、屋外炊事場)等が整う、団体活動拠点の砦(?)のようでした(東京都町田市が管理)。
 バス通りからはのんびりした光景の坂道を登りますが、丘陵の反対側には藤の台団地が隠れていて「何だかなあ〜」と興ざめする立地です。
 それにしても、こどもたちの歓声が雑木林に響く様子には、とても健全な印象があります。
 
 上写真施設の注意書きには「実習で使用するのでぶら下がったりしないように」とあります。おそらく、わらをふいて古代住居を作るのでしょう。
 近くで古代遺跡が発掘されたことから、身近な歴史を学ぶメニューとされたようで、近くには「縄文人になろう」という大きな看板があります。
 もう思い出ですから文句はありませんが、小学校の社会見学で静岡県の「登呂遺跡」(とろ)まで行ったことがあり、教科書に取り上げられる場所に立つことは大切ですが、そこまで行かなくても? という気もしました。
 当時は「登呂」の漢字を読めるようになり、うれしかったような記憶もあります……

 近くに「本町田遺跡公園」「町田市立博物館」がありますが、公園は整備工事中で立ち入れず、博物館は「歴史・民族系」ではないので(ガラス工芸の展示中)、知りたい情報は得られませんでした。


 周辺の雑木林には、カラフルな巣箱が多数設置されていますが、意図的と思われるほど派手なものばかりです(ほほ笑ましくも鬱陶しい光景)。
 これは、巣箱を利用する鳥たちの色彩感覚を学習するための、実験のように思えます。
 鳥によって、色に無頓着だったり識別できない種類を、利用状況から判別するのでは?(小学生にそこまでやらせないか?)
 結果を見ない推測ですが、きっとどの鳥も気にしないんでしょうね。
 でなかったら、「わたしの巣箱には鳥が来なかった」と騒ぎになってしまうでしょうから…… 違ってたらゴメンナサイ。

 カリヨンホールの石碑に「ロータリークラブ」と刻まれてあり、いい機会なので調べてみました。
 ロータリークラブとは、アメリカで生まれた国際的な社会奉仕連合団体「国際ロータリー」のメンバークラブで、そこから分かれた「ライオンズクラブ」は、現在世界最大の社会奉仕団体なんだそうです。
 どうもそんな碑には企業の名前が多く、売名行為的な印象を持っていましたが、お金を出してくれた会社を大きく扱うのは当然ですよね……


菅原神社(本町田)


 この地は鎌倉時代末期の「井手の沢古戦場」(1335年足利尊氏の弟・直義が北条時行に破れる。鎌倉幕府を滅ぼされた北条家残党が鎌倉に反攻の際の戦)とされ、江戸時代初頭(1630年)に創建された本町田の鎮守様が現在に至ります。
 現在町田の中心部は町田駅周辺ですが、以前の中心地は鎌倉街道筋のこの付近になります。
 国鉄時代は原町田駅とされていましたが、農地拡大のため開拓した地域を原町田村とした経緯によります(駅周辺は村はずれだった)。
 本町田地区の面積は広く、大規模な集合住宅(団地)が集中するので、人口に関しては市内トップの座に返り咲きます。
 でも「町田からバス」(口にはしませんが、付近を知る者には「大変そう…」の印象があります)という地域なのでどの路線も町田駅に集中し、渋滞が常態化しているため利用者にはストレスがたまりそうです……

 花はあまりキレイな状態ではありませんが、中心部が腐ってしまった大木の空間を花壇に仕立てています。
 こんな利用をするうちに、親木の新芽が出てくればそちらを応援するでしょうから、とても理にかなった利用法かも知れません(もう無理?)。


 彼は、神社の参道でたそがれているわけではなく、石段ダッシュを終えてひと息ついているところです。
 神社仏閣に石段が付きもののように、われわれの意識には、石段には「汗して励む姿が似合う」と感じる心情が染み込んでいるところがあります。
 そんな修行者(?)が「虎の穴」のような特訓ではなく、多少は人目に触れる場所を選ぶ気持ちも理解できますし、他人の視線は刺激になります。
 気持としては、何より神様には見ていて欲しい「神様お願い!」であっても、おそらく神様は何も言ってくれないでしょうから、オッサンが「体脂肪率6%(イチロー体質)を目指せ!」のアドバイスを贈ります。
 簡単に言ってますが(他人事?)、甲子園がダメだとしても、体脂肪率6%を目指していれば「イチロー体質」を手に入れられるし、ひょっとすると「あしたのジョー」に出られるかも知れません(?)。
 モテモテの保証はできませんが、そんな体形を作り維持し続けられれば、それはきっと「男の自信」になるはずです!(通販の宣伝文句か!?)
 でも現実は、甲子園、イチローどちらも並の努力ではたどり着けないんだろうなぁ〜

 名称に「菅原」とあれば=菅原道真を祭る天神様ですから、梅の写真を撮ろうと思ったものの、木の少なさにちょっと肩透かしです。
 これまで早咲きの梅を目にするも(ロウバイは別種)、先取りし過ぎてもと遠慮していましたが、そこには素直さが欠けていることに気付かされました。
 冬の寒い京都だから「兆し」だけでもうれしく感じられ、凍えながらも「春は近い!」のよろこびを発していたのに、何をもったいぶっているんだか……(意識は完全に関東風に戻っているということです)

 この付近を通る鎌倉街道、鶴川街道は、学生時代から車・バイクでよく通った道筋で、細かくは覚えていませんが、そこを歩いてみると断片的でも当時の記憶がよみがえる場所であることに驚き、うれしく感じられます。
 会話にならない「つぶやき」のようなやり取りが、何で今ごろよみがえるのだろうと、不思議に思ったりします(相手の彼は故人)……


かしの木山自然公園

 正月に実家から、JR横浜線成瀬駅〜町田駅まで歩いた際に撮ったものです(この辺りは実家からの方が近い)。
 その時は「鎌倉古道」の案内に納得したのですが、調べてみると、どうもこの付近はメインの鎌倉街道ではなかったようです。
 まあ、鎌倉時代に利用された道全般を鎌倉古道とするならば間違いではありませんが、本町田付近に旧鎌倉街道とされる道が残されているようなので、この先、鶴見川本流を巡る際に歩いてみるつもりです。
 付近の分水界となる尾根の反対側は、鶴見川本流の水域になり、かなり道草を食った恩田川沿いは今回で終了になります。


 追記
 近ごろの地デジ化準備を訴える広報は、これはもう「イジメ(差別)か?」と思わせる有り様です。
 「アナログです」表示から、「(ザーッの画面表示で)驚かせてゴメンナサイ」の手法には、趣味の悪さを通り越して、サラ金業者の取り立てに通じるイヤらしさを感じます。
 「あぁ、仕方ないね。テレビがついてないと寂しいから」と、あの画面を一日中つけっぱなしにするお年寄りがいそうで、シャレになりません(それでも緊急災害情報のテロップが流れれば、きっとよろこばれることでしょう)。
 うちはケーブルテレビで(契約はしてません)、先日リコール端末機交換の際に聞いてみいると「アナログ回線が空くため、現状のまま信号を流すのでそのまま視聴できます」とのこと。
 CATV会社のサービスのおかげでひと安心とは言え、アナログのままなので「ザーッの画面表示」の脅迫を受け続けることになります。
 もう開き直って(テレビ買い換える気もないし)、カウントダウンまで脅され続ける側の心境を共有するいい機会と受け止める心づもりです。
 この先、どんな非道な仕打ちがあるか分かりませんし、何も変わらないのかも知れません。
 早々に「地デジ化」した人には経験できないのですから!

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